乳幼児用のミックス離乳食に関する注意喚起

(一社)日本小児アレルギー学会、(一社)日本アレルギー学会、(一社)日本小児臨床アレルギー学会、
一社)日本外来小児科学会、食物アレルギー研究会から連名で注意喚起が出されていました。

食べさせてはいけないわけではないのですが、アレルギーを疑われる子では症状を誘発させる可能性があるので注意してください。ということです。

  以下に抜粋を記載します。

製品について

市販されている離乳食Spoonfulone(スプーンフルワン®:SPO)ですが、16 種類の食物(鶏卵、牛乳、小麦、ピーナッツ、くるみ、ピーカン、アーモンド、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、ゴマ、大豆、エビ、鱈、鮭、オーツ麦) のタンパク質 30mg ずつを含む食品です
・米国では乳幼児の食物アレルギーの発症予防を期待して販売されていますが、日本においてはそのような記載はなく離乳食とだけ記載され販売されています。

SPOによりアレルギー症状が出る可能性

通常の離乳食と違いアレルゲンをしっかり含む食品となっています。
➢ 重症な食物アレルギー児では SPO に含まれるタンパク質 30mg に相当する食品でも症状が誘発されることがあります。

製品説明の「摂取上の注意」の表記の問題点

  • SPOは食物アレルギーがある小児には使用できないと記載されていますが、離乳食開始時期にSPOに含まれている16種類全てに対する食物アレルギーの有無を判定することは困難です
  • SPOの「摂取上の注意」には湿疹がある場合や、SPOの使用について心配な場合には医師に相談するよう記載されていますが、SPOの摂取の可否を医師が判断することは困難です

資料

日本小児アレルギー学会作成 乳幼児用のミックス離乳食(Spoonfulone スプーンフルワン®)に関する注意喚起